赤外線とは? Infrared Radiation


赤外線とは?

赤外線とは、光(可視光線)よりも波長の長い、波長1μmから1000μm(1mm)の電磁波です。


Q. 赤外線で何が見えるか?
(What can be observed by infrared radiation?)

A1. 星の誕生 (Star Formation)

絶対零度に近い極低温の暗黒星雲から、新しい星(原始星)が誕生する過程が見えます。

A2. 暗黒の世界 (Invisible Universe)

星間塵の奥深くに隠された暗黒の世界を、赤外線では見通すことができます。

A3. 宇宙の始まり (Protogalaxies)

宇宙の始まりのころに放射された光は、宇宙膨張によるドップラー効果のため、赤化作用をうけ、今は赤外線として見えます。したがって、赤外線観測は、宇宙の始まりのころに生まれた星や銀河を探るには最適の手段です。

地球大気の吸収、放射

Q. なぜ宇宙へ?
(Why space?)

A. 地球大気は赤外線観測の強敵 (The atmosphere obstructs the IR observations.)

赤外線の大部分は、地球大気に強く吸収され、地上までは届きません。人工衛星によって宇宙に出ることにより、赤外線の全領域がはじめて観測できるようになります。

 さらに、地球大気は、たとえ夜でも、光で見た真昼の空のように光り輝いています。地球大気を飛び出すことにより、漆黒の空をとりもどし、暗い天体まで観測することができるようになります。


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Last modified: Oct 30, 1997